続く97年には、アルバム
■「アースリング」(1997年)
を発表します。
当初は前作「アウトサイド」の続編のリリースが予定されていていましたが、「アウトサイド」はコアファンの評価は高かったものの商業的には不振に終わりお蔵入りに。当アルバムはまったくの別コンセプトで制作されました。
この作品は当時、世界で隆盛を極めていたドラムンベースやジャングルを大々的に取り入れたデジタルサウンドで構築されており、同年代のアーティストが原点回帰して枯れていくのとは対照的に、新しいものをどんどん取り入れるチャレンジ精神と、それでいて完全なるボウイ・ワールドに仕立てるセンスの良さが際立ちました。
<中期以降のまとめ>
ロジャー / Lodger (1979年)
スケアリー・モンスターズ / Scary Monsters (1980年)
超メジャー ディスコで時代と踊って売れました時代
レッツ・ダンス / Let’s Dance (1983年)
トゥナイト / Tonight (1984年)
もう終わったと散々叩かれました時代
ネヴァー・レット・ミー・ダウン / Never Let Me Down (1987年)
メジャー路線に嫌気がさして渋いバンド組んでみました時代
ティン・マシーン / tin machine (1989年)
ティン・マシーンII / tin machine II(1991年)
ソロ復活、ハウスとかアンビエントとかいろいろやってみました時代
ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ / Black Tie White Noise (1993年)
郊外のブッダ / The Buddha Of Suburbia (1993年)
アウトサイド / Outside (1995年)
流行りのドラムンベースやってみました時代
アースリング / Earthling (1997年)
ここまで来ました。
ボウイ伝説もいよいよ終局です!
★David Bowie history Blog INDEX
「デヴィッド・ボウイ」①~変幻自在のロックスタァ入門
「デヴィッド・ボウイ」②~スペースオディティ 宇宙の旅
「デヴィッド・ボウイ」③~ジギー・スターダストとは何か?
「デヴィッド・ボウイ」④~プラスティック・ソウル
「デヴィッド・ボウイ」⑤~ベルリン・プログレ
「デヴィッド・ボウイ」⑥~前半まとめ&来日公演
「デヴィッド・ボウイ」⑦~レッツ・ダンス
「デヴィッド・ボウイ」⑧~ライブ・エイド
「デヴィッド・ボウイ」⑨~Tin Machine
「デヴィッド・ボウイ」⑩~ Sound + Vision Tour
「デヴィッド・ボウイ」⑪~Black Tie White Noise / OUTSIDE
「デヴィッド・ボウイ」⑫~Earthring & 中期以降のまとめ
コメント